a10.少しずつ進んでいた病。その6

MCTD

「X病院への紹介状を書くので・・・」
X病院は自宅から1時間程の距離にあった。
紹介状から、その中のリウマチ内科を受診
する事となりa1.で紹介したタカちゃん
先生が自分の担当となった。
その日は血液検査や画像診断等を行ったが
更に深く調べる必要があり精密検査入院を
する事となった。
現状の病気が何なのか? 細かく調査して
いくと説明があり、丁寧で素人の自分達に
判りやすい説明をしていただいた。
ただ、情けないことに入院経験などない為
不安しかなかった・・・

2019年10月15日~入院生活開始。
入院費がかかる為、相部屋(4人)を選択。
約10日間の相部屋生活となるのだが・・
カーテンのみで仕切られた壁なし生活は
正直一番の苦痛だったと思う。
精密検査は多種多様全身に行なわれた。
脳波検査、胸超音波検査、心エコー検査、
精密眼底眼圧検査、ホルター型心電図、
MRI、胃十二指腸検査、血液検査等。
特に血液検査は通常やらない項目が多い為
血液検査データ結果が出そろうには時間が
かかり、特に病院外の専門部門に出す特殊
な検査データに時間がかかるらしい。

データ結果が少しづつ出てくる中、血小板数
が正常範囲下限値以下である事が判り、いつ
からこの状態なのか?を先生から問われたが
毎年データ値の変化を気にして見ているわけ
でもなく答えられなかった。血小板数(PLT)
正常範囲は、15.0~35.0で自分は12.9だった
過去データは紙面で手元に残っている物以外
を同僚に頼み込みなんとか取り寄せてもらい
15年分を揃えることができた。
揃えたデータをグラフ化すると、3年前から
少しずつリニアに下降しており何故?と驚愕。
でも、生活環境が特に変わったわけでもなく
思いあたる変化点は皆無だった。
血小板って血が固まらなくなるんだよな・・
頭の中で不安は増殖していった。

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