a16.少しずつ進んでいた病。その12

MCTD

X病院の救急外来へ連絡時、救急車で搬送と
言われたが、痛み止めが多少効いていた為
妻の車で移動した。
早朝で道は空いており、救急車と大差なく
到着出来たと思う。ただ駐車場から自分で
200m程度歩く必要があり、胸が痛くて
なかなか前へ進めなかった。
「救急車で来るべきだったか・・」
なんとか救急外来へ到着し診察室へ移動。
中にコードブルーと同じ色の服を着た人が
5人程いて胸の痛みに苦しむ自分に手早く
計測器をつけ始めた。
そして
「心筋梗塞と同じ波形が出ている・・」
同時に両腕へ2つの血圧計をつけると
「大動脈解離じゃないか・・」とか
ドラマで聞く様な言葉が苦しむ自分の上で
飛び交っていた。
さすがに「ヤバイかな。こりゃ」と思えた。
検査中リウマチ内科の先生も呼ばれていて
M女医先生が来ているが見えた。
「MCTDが原因で肺か心膜に水が溜まって
いるかもしれない」と話すのが聞こえた。
その後、座薬が挿入され痛みは30分程で
楽になったと思う。
落ち着いた頃に妻が呼ばれ
「このまま入院していただきます」
2度目の入院生活が始まる事となった。

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