a17.ステロイド療法と2度目の入院生活 その1

MCTD

X病院救急外来でベッドに寝たまま搬送
されたのは、救急病棟の4人部屋。
1度目の検査入院の時は3号館だったが
ここは1号館らしい。ベッドに寝たまま
上を向いているので通常気にしない天井
の壁の色が目に入った。
「この間の部屋より白く明るいな」と
妻に話すと3号館より新しいとの事。

胸の激痛は、座薬が効いているせいか
今はおさまっていた。
自分の体の状態だが、
心膜炎・胸膜炎・間質性肺炎を併発して
いるらしい。
ヤバそうな病名ばかりだな・・

心膜炎
心臓は2枚の膜で包まれており、その膜の
間に潤滑油の役割をする液があり、心臓が
動く時の摩擦を軽減している。
心膜炎とは、この膜に炎症がおこる疾患

胸膜炎
肺には表面を覆う2枚の薄い膜があり、
その膜があることで肺は膨らんで萎む。
胸膜炎はその胸膜の間に胸水という液体
がたまり胸膜に炎症が起こる疾患。

間質性肺炎
肺には肺胞という部屋があり肺胞の薄い
壁の中(間質)の毛細血管から酸素を取
り込み二酸化炭素を取り出す事を行う。
この肺胞壁に炎症が起こり正常呼吸が
出来なくなる疾患

心臓と肺の膜に炎症が起こっている状態
と間質性肺炎で呼吸困難になる状態らしい
・・・ヤバいね
スマホでネットを見ると痛みは針で刺す
ような激しい痛みとある。
まさにその通りでもう味わいたくない。
繰り返し繰り返し胸を刺されるあの感覚。
思い出すだけでも嫌になった。
飯は抜きの為、腕には点滴がされている。
これで落ちつけばいいなと思っていた。

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