a20.ステロイド療法と2度目の入院生活 その4

MCTD

今回の入院は、感染を考え人と会わない方が
いいと思い、相部屋から7階の個室に移った。
お金はかかるが治療に専念するにはこの方が
いいと判断した。相部屋と違い気を使わない
でいいし、トイレやシャワーが近くにあると
いう利点が多い。
ただし、現状内服しているプレレドニン量が
多い為、個室外へ1歩も出れないのは辛い。

1月22日夜、上司のKさんが大人の塗り絵
を見舞いで持ってきてくれた。
自分には、絵心は全くないが部屋内で行える
作業としてナイスな差入れだったと思う。
22色のクーピーペンシルと下絵と見本が
入っており、塗り絵のコツが書いてあった。
学生時、美術の成績は5段階で2だった為、
センスはないはずだが意外にそのコツを読み
ながら塗ってみると面白い。
「クーピーペンシルは、力を入れず薄く根気
よく重ね塗りをして目的の色に近づける」等
絶対入院しなければ知らなかったなと思う。
今までやれなかった事をボチボチやっていく
のもいいかと考えていた。

1月24日7F病棟内だけの歩行許可が出た。
でも寝ていた影響かまともに歩けない。
少し動くと脈拍がすぐ上昇し呼吸苦が襲う。
脈拍は140以上にすぐ上がり本当に苦しい。
シャワーを浴びる時、特にひどかった。

あと、顕著に変化していたのは体重だった。
入院前の84kg → マイナス5.2kg
78.8kgまで減量していた。
「入院12日で 5kg も落ちたか・・」
ベッドに寝たままだから痩せたのだろうなと
思い動き出せばすぐに元の状態に戻るだろう
と安易に思っていた。でも、この体重減少と
呼吸困難は、なかなか改善されず退院後の
難課題になってしまう。

今日は、血糖値が初めて236に上昇した。
健康な人は沢山食べても 140前後らしい。
200を超えた為、インスリン注射をした。
結構痛い注射だった。

病気になると初めてわかる。
健康に戻りたいなと心から思った。

    大人の1作品

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