a44.軸索障害と3度目の入院生活 その2

MCTD

細菌やウイルス等の微生物が人の体内に
入ると免疫という防御機構が働く。
その防御の主役は、グロブリンと言われて
いる蛋白質だ。
もし自分の血液データを見る機会があれば
チェックしてみるのも良いかも。
自身の病気判定に必要な検査項目であれば
総蛋白とアルブミンの記載があると思う。

グロブリンの量は、
グロブリン量=総蛋白量ーアルブミン量 

算出することができる。
その中で、免疫に関与するグロブリンは
γグロブリンと呼ばれ、Ig~で表され
下記の主要5項目がある。

1.IgG → 侵入した異物と戦う
2.IgA → 粘膜における防御
3.IgM→ 最初に出現し異物と戦う
4.IgD → 不明
5.IgE → アレルギー

その中で特に1~3が重要らしい。
なぜこの話をしたかと言うと、今回
入院中の検体検査で5月時点よりこの
数値が更に下降していて
IgG→上下限範囲 870~1700mg/dl
IgM→上下限範囲 35~220mg/dl の所

IgG→ 684mg/dl
IgM→28mg/dl
という検査結果データだった。

この状態で抗癌剤(エンドキサン)の
免疫抑制薬の点滴を実施すると
この数値は更に下降し、
IgG→ 400mg/dl 以下となる可能性が高く
この数値になると感染リスク大で迂闊に
実施できないらしい。
(抗癌剤はがん細胞の他に免疫系の細胞を
抑える効果もあり、がんより比較的少量
を用いて点滴を実施する)

このグロブリン値の下降は今飲んでいる
プレドニンやセルセプト(免疫抑制剤)
が関与していて薬の調整が必要で・・・
結局、抗癌剤の免疫抑制薬の点滴実施は
薬の調整と経過観察後の実施となりそうだ。

今日は7月11日、薬の調整をしながら
体調に変化がないか様子を見極めている。
過去の経験だとプレドニンを減らす事で
胸が痛くなり始める。3か月前から大量
に飲んでいるセルセプトもやめるようだ。
良い方向になる事を祈りたい。

相変わらず、
免疫がらみは厄介な薬しかない。

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