a9.少しずつ進んでいた病。その5

MCTD

両足のふくらはぎのむくみが酷くA病院内科
を再び受診。しかし進展はなくもう少し利尿
剤を続けて様子を見るという見解だった。
整形外科と皮膚科も受診し、右手の 違和感の
話をしたが、なんら進展はしなかった。

「なんからちがあかないね」
妻は、別のもっと大きな病院で診てもらう事
を望んでいた。ただそれには紹介状が必要で
どう対処すればいいのかを悩んでいたのだ。
結局無い知恵を絞り、2人で考えた作戦は

「セカンドオピニオンって別の医師の意見を
聞くことだよね。外来に来た曜日で担当医師
が勝手に決まり治療が進んでいくのが一般的。
それなら、わざと曜日をずらせば別の先生と
話す事ができるのでは」だった。

とりあえず同じ病院内でもいいから別の先生
の話を聞きたい思いが2人にはあった。
幸いにもこの作戦が功を奏して自分の病気の
正体が一体なんなのか?進展して行く。
今考えると運が良かったと思う。

今回話をさせていただいた先生は、総合内科
の肩書を持つ先生だった。
総合内科?何が違うの?と思いながら自分の
症状や経過も話してみた。
すると先生いわく現代医療は細分化され専門
性が増した弊害で横断的な診療ができなくな
る欠点があり・・・・
要は、横のつながりが薄く、自分の範疇での
判断が多くなるということだった。
その弊害をなくす為に、総合的判断をする
自分の様な医者がいるとの事だった。

そしてこの後、この総合内科の先生に
『あなたは膠原病かも知れない」と判断され
「X病院への紹介状を書くので・・・」

ここから本当の病気との闘いが始まった。

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