a52.血液を駆出する指針LVEF(左室駆出率)その2

MCTD

退院後、時折胸の圧迫感は感じていたが
痛みは起きていなかった。

8月5日18時15分頃、鳩尾の辺が痛い。
2回目の入院時に救急外来での激痛までは
いかないが久々に痛む。
胸の痛みは15分位で治まる事が多いと
聞いていた事、家族は仕事で一人だった為
ジッと我慢していたら20分位で治まって
きた。丁度、奥様が帰って来た為相談。
横になり様子を見ていたが、その日から
何も起きなかった。

8月11日、朝から検査通院の為X病院へ
今日は、循環器内科とリウマチ内科の検査
がある為1日ががりになる。
病院は相変わらずコロナチェックをしていて
易感染状態の自分には、周囲の人全てが菌に
見えてしまう。厳重装備で人に近づかない様
にしてはいるが、うつったら高確率で助から
ないので嫌なものだ。

循環器内科の検査は駆出率計測の心エコー。
β遮断薬を飲んだ事で改善方向に行くかもと
言われていたので期待していた。

心エコー検査は何もないと20分位で終わる
が異常があると検査時間は延びる。

「見えにくい所があるので、
もう一人の技師さんにも診てもらいますから
お待ち下さい」

この間と検査技師さんは違う人達だが、
同じ様な嫌な展開。
そこからは、
「心尖部が動いていない」とか
「先生は見たの?」とか
ボソボソした小声が聞こえて・・
「ダメだったのかな」

心エコーの後、心電図、レントゲン、尿検査
血液検査・・・・といつも通り検査が終わり
リウマチ内科での総合診察待ち。
その後、まだ循環器内科の診察説明もある。
全部検査結果が揃うまで、まだ時間がある為
人気のない所で待つことにした。
奥様に
「期待の心エコー結果は良くなかったかもよ」
と泣き言をボソリと言うと奥様曰く
「すぐ良くなるなら難病じゃないから」
と尻を叩かれた。
こういう時、女の人は男より何倍も強い。

リウマチ内科で、タカちゃん先生の説明が
始まり予想通りβ遮断薬の効果が出ておらず
変化なしという結果だった。
先生も、何らかの変化を期待していたらしく
ガッカリしていたが、循環器のK先生が薬の
再調整を考えてくれると言っていた。

それと共にプレドニン薬を15mgまで減量
してみる事となった。8月5日の胸の痛みも
考慮しての事だが体調変化が心配。
実際減量することで何が起こるか判らない病。
プレドニン減量はMCTDによる免疫暴走に
つながり、胸・心臓の悪化になりかねない。
慎重な対応をが必要になるとの事。
大病なので焦らないで自宅加療に専念する様
にと念を押された。

循環器内科のK先生は、β遮断薬を今日までの
量の1.5倍にする事になった。
期間は長く4週間飲むようにと指示された。
次の検査で改善されている事を願いたい。

少しづつ調整される薬。
結局13種類も飲んでいて量も増えていく
大丈夫なのだろうか・・・

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